公開日 2023年01月24日
※ギャラリートークの情報を追記しました(2/1)
このたび附属図書館(本館)では、法文学部言語文化学科、法文学部山陰研究センターと共催し、企画展示「島根大学生が発信する「島根の文学者たち」の世界」を開催します。本企画展では、島根大学生が授業で調査した、島根にゆかりのある文学者たちを、解説パネルと関連資料で紹介します。
一般の方も無料でご来場いただけますので、多くの方のご来場をお待ちしています。
【開催趣旨】
島根は古来文学と深い縁を有する地です。紀貫之は『古今和歌集』の序に、素盞烏尊(スサノヲノミコト)が八岐大蛇を退治して助けた櫛名田比売(クシナダヒメ)と結婚する時に詠んだ「八雲立つ出雲八重垣妻ごめに八重垣作るその八重垣を」の一首から和歌は始まると述べています。また、柿本人麻呂や後鳥羽上皇をはじめ、島根は、古来和歌文学と深い関わりを持ち続けました。
近世においては、大社の地を中心に和歌・俳諧活動が盛んに行われました。近代以降も、森鷗外、島村抱月、入沢康夫、難波利三をはじめとする著名な文学者たちが輩出し、一方県外からは田山花袋、島崎藤村、志賀直哉、芥川龍之介らが訪れ、島根の人や風景を作品に残しました。
本展では、2022 年度の共通演習Ⅳ(法文学部言語文化学科)、地域資料実践演習Ⅰ(大学院人間社会科学研究科)の受講者が、島根ゆかりの文学者たちを顕彰しようと、その事績や著作を調査し、考察を重ねた成果をパネルと展示で発表します。
この企画展示を通じて、島根と文学とのつながりの深さ、そこに生み出された文化の豊かさに思いを遣っていただけると幸いです。
※新型コロナウイルス感染症にかかる対応として、予定を変更する場合があります。
会 場: 島根大学附属図書館(松江キャンパス)1階展示室 《地域コミュニティラボ》
期 間: 令和5(2023)年1月30日(月)~3月10日(金) 《入場無料》
※会期中の休館日:2月8日、2月11~12日、2月18~19日、2月23日、2月25~26日、3月4~5日
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<ギャラリートーク>
展示を制作した学生によるギャラリートークを以下の日程で開催します。
各学生が調査した人物について、解説パネル等を使ってご紹介します。ぜひご来場ください。
【1回目】2月7日(火) 15:00~15:30 【2回目】2月16日(木) 15:00~15:30
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時 間: 図書館の開館時間中 (開館カレンダーでご確認いただけます)
主 催: 島根大学法文学部言語文化学科、島根大学附属図書館、島根大学法文学部山陰研究センター
企画展示「島根大学生が発信する「島根の文学者たち」の世界_ポスター[PDF:2.69MB]
お問い合わせ
島根大学附属図書館(企画部図書情報課)
情報サービスグループ(担当:矢田)
メール:sabisu[a]lib.shimane-u.ac.jp([a]を@に変換してください)