図書館からのお知らせ

 
  

デジタルアーカイブに認証コンテンツ(学外機関所蔵分)を追加しました

公開日 2021年06月21日

この度、島根大学附属図書館デジタルアーカイブ に、以下の学外機関所蔵資料を、認証コンテンツとして追加しました。

認証コンテンツとは、一般への公開になじまない資料を、調査・研究等の目的により、ID・パスワードによる認証を経て利用できるようにしたもので、学外機関が所蔵している資料を、IIIFに対応した本学デジタルアーカイブの認証コンテンツとして公開するのは今回が初めてとなります。

 

追加した認証コンテンツ

相見香雨 自筆調査録全240冊(所蔵機関:九州大学附属図書館

 

利用方法

認証コンテンツの閲覧をご希望の方は、閲覧許可申請書をご提出ください。許可書発行後に附属図書館(本館)内の専用端末で閲覧いただけます。詳しい利用条件は、以下のページでご確認ください。

ライセンス条件:https://da.lib.shimane-u.ac.jp/static/license/KyushuUL-Limited-InC_license.html

 

~相見香雨自筆調査録について~

相見香雨(あいみこうう、明治7年-昭和45年/1874年-1970年)は、松江市出身の美術史家として知られています。島根県尋常中学校、東京専門学校(現在の早稲田大学)を卒業した後、松陽新報の編集者を経て、明治41(1910)年に美術専門出版社・審美書院に入社して美術書の史料収集や調査に携わりました。

 

今回認証コンテンツとして公開した「相見香雨自筆調査録」は、相見香雨が審美書院に入社した翌年の明治42(1909)年から書き始められ、昭和42(1967)年まで書き継がれたもので、日本美術に関する様々な調査記録が綴られています。

 

この調査録は、昭和45年に相見が亡くなった後、旧蔵書の一部とともに九州大学附属図書館に「相見文庫」として収蔵されています。当館では、桑原羊次郎・相見香雨研究会(※)による調査録(全冊)の電子化事業に協力し、平成28年(2016)年にはそれまでの調査・研究成果を公開する企画展を共催しています(報告)。また、昨年度は、同研究会が相見香雨没後50年を記念して開催したシンポジウム(会場:島根大学)にあわせて、当館展示室(地域コミュニティラボ)での企画展を共催しました(詳細報告書)。

 

(※)桑原羊次郎・相見香雨研究会(代表:村角紀子氏)・・・松江出身の美術史家である桑原羊次郎(旧蔵本等のコレクションを当館が「桑原文庫」として所蔵)と相見香雨の業績を現代の視点から検証し研究することを目的として、平成26(2014)年に設立されています。

 

今回の認証コンテンツの公開により、本学研究者並びに地域の美術史・郷土史の研究者による調査・研究を目的とした利用が促進されることで、相見香雨研究の一層の進展が期待されます。この度の公開にあたり許諾をいただいた、著作権者である相見香雨のご親族及び現所蔵機関である九州大学附属図書館様に厚くお礼申し上げます。

 

利用に関するお問い合わせ先

島根大学附属図書館 情報サービスグループ 資料利用担当

E-mail: sabisu【at】lib.shimane-u.ac.jp(【at】をアットマークに変えてください)

 

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