公開日 2019年06月28日
附属図書館本館では、これまで実施していなかった雑誌の館外貸出について、昨年度検討を行いました。
雑誌貸出は、医学図書館が短期(1泊2日)で行っていますが、本館でもこれまで複数の要望が寄せられていました。
近隣の大学図書館においても雑誌の種類や条件は異なるものの実施されているケースがあります。
貸出実施は、館外での閲覧・コピーが可能になる点において便利ですが、本館においては、来館時に読みたい雑誌が貸出中で利用できなくなる可能性や、汚破損等のリスクを考慮し、これまで行っていませんでした。
本学構成員(学生、教職員)のニーズを知るために昨年度実施したアンケート調査の結果を以下の通り報告します。
本アンケート調査の結果は附属図書館運営会議で報告しておりますが、委員からの特段のご要望は寄せられなかったことから、現時点においては所蔵雑誌の館外貸出を見送ることとしました。
附属図書館は今後もサービスの改善を図って参りますので、お気づきの点がございましたら、引き続ぎご意見等をお寄せください。
【アンケートの概要】
1.期間: 2019(平成31)年1月17日(木)~2月28日(木)
2.回答者: 82名
3.結果の概要:
・回答者のうち7割強(61名)が教員の方でした。
・一般雑誌よりも学術雑誌の貸出を希望する人の方が多く、学術雑誌については賛成派と反対(不要)派でほぼ同じでした。
一般雑誌の貸出 希望28名(34%) 不要54名(66%)
学術雑誌の貸出 希望43名(52%) 不要39名(48%)
・自由記述では、賛成・反対それぞれの立場から、以下のような意見がありました。
<貸出に賛成または賛成寄りの意見>
・最新号は除いて貸出実施してほしい
・発行から一定期間(月刊誌なら半年~1年)を経た雑誌については貸出してほしい
・研究室でコピーをしたいので、当日のみで貸出してはどうか
・個人的に貸し出しは希望するが、紛失や返却しない等のトラブルの懸念がある
<貸出に反対または反対寄りの意見>
・雑誌は部分利用が多く館内でのコピー機による複写で足りる
・(学術)雑誌は、図書館に行けばいつでも利用できる環境が望ましい
・学術雑誌については、急に利用が必要となる事態も多いので閲覧できないのは困る
・汚破損や紛失のリスクが高まる運用は望ましくない
4.結果の詳細
・アンケート結果の詳細はこちらのファイル(PDFファイル)をご覧ください。