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インパクトファクター(IF)や四分位(Quartile)の調べ方
学術雑誌の評価指標の一つであるインパクトファクター(IF)や四分位(Quartile)の調べ方を解説します。
アクセス先
Journal Citation Reports
※IFやQuartileは、Web of Scienceの表示結果からも確認できます。
インパクトファクター(IF)の調べ方
- 雑誌名等を入力し、検索します。なお、雑誌名を途中まで入力すると候補が表示されます。
- 複数の雑誌が提示された場合、該当の雑誌を選びます。
- ISSN等の雑誌の情報が表示され、少し画面をスクロールするとJournal Impact Factorの記載箇所にたどりつきます。IFの仕組み等はこちらをご確認ください。
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参考(提供元によるセミナー動画)
四分位(Quartile)の調べ方
- 雑誌名等を入力し、検索します。なお、雑誌名を途中まで入力すると候補が表示されます(画面例はインパクトファクター(IF)の調べ方をご覧ください)。
- 複数の雑誌が提示された場合、該当の雑誌を選びます(画面例はインパクトファクター(IF)の調べ方をご覧ください)
- ISSN等の雑誌の情報が表示され、ページ半ばほどまでスクロールするとRank by Journal Impact FactorやRank by Journal Citation Indicator (JCI)の記載箇所にたどりつきます。ここにQuartileが記載されています。Quartileの仕組み等はこちらをご確認ください。
<スクロール後の画面>
インパクトファクターとは
インパクトファクターとは、雑誌の影響度を計るための指標で、直近2年分の論文の引用数で計算されます。
例えば、 2023 年の雑誌Aのインパクトファクターは、
2021年と2022年に雑誌Aに掲載された論文・記事が2023年中に引用された数
2021年と2022年に雑誌Aに掲載された論文・記事の数
で計算します。そのため、当年(この場合、2023年)のインパクトファクターは、翌年(この場合、2024年)以降に発表されます。
インパクトファクターはあくまで雑誌の影響度を示すものであり、論文や研究業績の評価をするための指標ではありません。また、インパクトファクターの大小は研究分野によっても変わってくるので、分野をまたがった雑誌のインパクトファクターを比較することはできません。
なお、直近5年分の論文の引用数で計算する5年インパクトファクター(論文投稿から引用が開始するまで時間が必要な分野に向いた指標)や、著者自身の引用による影響を省くことを目的としたJOURNAL IMPACT FACTOR WITHOUT SELF CITATIONSというものもあります。どのインパクトファクターを使用するかは目的によって変わりますので、情報を提供する先の方にご確認ください。
四分位(Quartile)とは
IFは分野によって大きく数値が異なり、IFでは絶対的な数値での判定ができないという欠点があります。そこで出てきたのが分野の四分位(Quartile)指標です。これは、ある雑誌のIFがその雑誌の属する分野の中でどの位置にいるかを相対的に判断する尺度です。
Q1 が上位25%以内、Q2が26~50%、Q3が51~75%、Q4がそれ以下となります。
注意事項
Journal Citation Reportsは、Web of Science Core Collectionに収録されている学術雑誌の重要性や影響力を評価するためのデータベースです。そのため、Web of Science Core Collection未収録の雑誌についてはIFやQuartileが表示されません。
関連URL(利用ガイド、関連情報)
インパクトファクターの調べ方(公式)
Journal Citation Reportsの今後の変更内容について
更新日 20240315
企画・整備グループ 雑誌担当
0852-32-6082 (内2760 ※出雲Cからは9-2760)
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