図書館からのお知らせ

 
  

丸橋充拓先生、佐々木愛先生より図書を寄贈していただきました

公開日 2022年05月24日

東アジアの展開 : 八~一四世紀 / 荒川正晴 [ほか] 編集委員(岩波講座世界歴史 / 荒川正晴 [ほか] 編集委員 ; 7)

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[目次]
展望|Perspective
東アジア世界の連動と一体化……………宮澤知之
序論
一、唐宋変革といわゆる「五代十国」
二、唐宋変革期の社会経済
三、唐宋変革と「煕豊変法」
四、宋代貨幣経済の特色
五、「八―一四世紀」における東アジア状勢
おわりに

問題群|Inquiry
唐後半期の政治・経済……………丸橋充拓
はじめに
一、予兆――官制・軍制・財政の転換
二、激震――藩鎮の割拠
三、再建――財政の南北分業
四、斜陽――動乱の序曲
おわりに

キタイ・タングト・ジュルチェン・モンゴル……………舩田善之
――覇権の遷移とその構造
はじめに
一、空間の設定――農牧接壌地帯と東北ユーラシア
二、一〇―一四世紀東北ユーラシアの時代的特徴
三、東北ユーラシアの東西と覇権の遷移
四、東北ユーラシアの南北関係の変遷とその構造
五、国を形作るもの
おわりに

宋金元の郷村社会の展開
Ⅰ 宋金元代の華北郷村社会――山西地域を中心に……………井黒 忍
はじめに
一、石刻資料の量的分析から見る地域社会の変化
二、人口、開発と環境
三、父老と村寺――宋から金へ
四、私約と公拠――金から元へ
おわりに
Ⅱ 江南郷村社会の原型……………伊藤正彦
一、視角
二、郷村社会の危機と秩序形成の動き
三、都保制の定着と変質――南宋の経界法
四、明代里甲制体制の歴史的特質

士大夫文化と庶民文化、その日本への伝播……………金文京
はじめに――士大夫と庶民の間
一、隠遁の形態と意味の変化
二、山人の活躍
三、士人と文人
四、日本への伝播

焦点|Focus
「五代十国」という時代……………山崎覚士
一、「五代」と「五代十国」という時代
二、華北王朝――「五代」
三、華南諸国――「十国」
五、可能性の時代

宋代官僚制の形成――元豊官制の歴史的意義……………徳永洋介
はじめに
一、北宋前半期の官僚制――律令官制の変容
二、元豊官制とその展開――集権的官僚制の構築
おわりに

元の大都――元朝の中国統治……………渡辺健哉
はじめに
一、元朝の中国統治
二、元の大都
三、大都をいかに位置づけるか
おわりに――元朝の記憶の行方

法構造の新展開……………川村 康
はじめに
一、漢人王朝の法構造
二、征服王朝の法構造
おわりに――そして明へ

中国父系制の思想史と宋代朱子学の位置……………佐々木愛
――中国ジェンダー史素描のために
はじめに
一、「父子同気」なのか? ――経書の規定と宋代以前
二、朱子学と「父子同気」、そして儀礼とむすめ
三、朱熹以降、元明清期の生命生成論とむすめの祭祀
おわりに

高麗国とその周辺……………矢木 毅
一、高麗の建国
二、契丹(遼)への服属
三、靖康の変と高麗
四、女真(金)への服属
五、モンゴル(元)への服属
おわりに

コラム|Column
西夏文字の銅銭と中国経済圏……………宮澤知之
パスパ文字とその史資料……………舩田善之
『吾妻鏡』に記された女真文字――交流史の一齣……………山崎覚士
契丹文字墓誌が語るもの……………大竹昌巳
高麗王室の蔵書印……………矢木 毅

 


貴重な資料をありがとうございました。

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