図書館からのお知らせ

 
  

佐藤桃子先生より図書を寄贈していただきました

公開日 2021年10月18日

表紙画像

すき間の子ども、すき間の支援 : 一人ひとりの「語り」と経験の可視化 / 村上靖彦編著

(佐藤桃子先生ほか執筆)

 

目次

 

序章 すき間と力

 1 すき間と語り

 2 すき間を生む制度

 3 学問のはざま

 

第I部 すき間にいる人――当事者のリアリティ、エネルギー、ユーモア

 

第1章 笑いと共感

――発達障害傾向にある幼児の母親コミュニティの機能(大塚類)

 はじめに

 1 発達障害傾向にある幼児の母親が陥るはざま

 2 母親たちの語り

 3 コミュニティで起きていること

 おわりに――Aルームのインフォーマルな役割

 

第2章 発達障害児の母親の生き生きとした語りからその強さを読み解く(遠藤野ゆり)

 はじめに――障害が軽度であることによるひずみ

 1 発達障害のある子どもや家族が置かれるはざまとは何か

 2 母親の語りに見られるポジティブさ

 3 生き生きとしていることの正体

 おわりに――はざまを生き抜いていくこと

 

第3章 語れないこと\語らされること\語ること

――社会的養護のもとで育った若者たちの声(永野咲)

 はじめに

 1 「社会的養護のもとで育つ」ことに向けられるまなざし

 2 境遇を語らない\語りたくない\語れない

 3 カムアウト――開示することの意図

 4 「納得できる」語る\語らないを見つけられること・そのことが尊重されること

 5 声をあげて社会を変える

 

第II部 すき間からの居場所のつくられ方

 

第4章 仕切りを外すつながりづくり

――地域の子ども食堂と学習支援の取り組みから(佐藤桃子)

 はじめに

 1 2つの子どもの居場所のはじまり――子ども食堂と学習支援グループ

 2 なないろ食堂の実践から

 3 てごほ~むの実践から

 4 人とのつながりづくりから地域づくりへ

 

第5章 つながりをつくる居場所

――放課後等デイサービスにおける支援の論理(渋谷亮)

 はじめに

 1 放デイと支援の論理

 2 第三の場所をつくる――Aさんの語り

 3 枠づけることと枠を外すこと

 4 世界の繕いとケアの循環――Cさんの語り1

 5 遊びとコミュニケーション――Cさんの語り2

 6 子ども目線で考える――Eさんの語り1

 7 わちゃわちゃした空間――Eさんの語り2

 おわりに

 

第6章 個別と集団に橋を架ける

――児童養護施設の混乱と言葉の回復(久保樹里)

 はじめに――社会的養護の変遷

 1 児童養護施設の崩壊――集団と個別のはざまに落ちる子どもたち

 2 一からの立て直し――子どもと大人の信頼感の再構築

 3 アタッチメントの理解を養育の基盤に

 4 第二波の荒れの中で――年長児童の変化

 5 集団養育と小規模養育の課題と工夫

 おわりに

 

第7章 「声は出してないけど、涙ずっと流れてるんですよ。それで、『守ってあげないとな』って思いました」

――社会的養護を経験したヤングケアラーAさんの語りから(村上靖彦)

 1 母親の薬物使用をめぐるあいまいさ

 2 母の逮捕のあと――こどもの里での滞在と知の獲得

 3 西成から離れた高校時代以後――「無理」と自立

 4 受刑中の母親との交流

 5 現在の生活

 まとめ


貴重な資料をありがとうございました。

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