公開日 2020年03月17日
2020年3月10日(火)より、島根大学デジタルアーカイブ に認証コンテンツを搭載しました。
認証コンテンツとは、一般への公開になじまない資料を、ID・パスワードによる認証を経て利用できるようにしたものです。
また、島根大学デジタルアーカイブの認証コンテンツはIIIF Authentication API 1.0 (Auth API)に準拠した方式で実装しておりますので、 Auth APIに対応したビューワーであれば、お好みのビューワーでの閲覧が可能です。
利用方法(学内の教員)
学内の教員の方は別途申請していただくことにより、ID・パスワードによる認証を経て認証コンテンツを閲覧することができます。(ただし、閲覧できるのは、研究対象とする特定の認証コンテンツのみです)
利用方法(学内の教員以外の方)
認証コンテンツの閲覧をご希望の方は、閲覧許可申請書をご提出いただき、決裁後に附属図書館内の専用の端末でのみ閲覧いただけます。
今回搭載した認証コンテンツの例
~大森文庫について~
大森文庫(島根大学医学図書館所蔵)は、島根県安来市の大森家旧蔵の古医書を中心とする約600冊からなるコレクションである。江戸時代後期に、紀州の華岡青洲のもとに医学修行に赴いた大森泰輔による青洲口述の医書の写本や日記、診療録など医学史を明らかにするうえで貴重な資料が多数含まれる。
大森文庫に含まれる資料は、以前から本学デジタルアーカイブで公開している。 ( 搭載している大森文庫のコンテンツ全件)
この度、診療録や日記など一般への公開になじまないと判断される資料83点を認証コンテンツとして搭載した。認証コンテンツとして搭載した資料の主なものは次のとおり。
- 「累年雑記」 大森泰輔が生涯にわたって書き綴った日記
- 「不明堂治験録」 大森泰輔が残した診療記録
翻刻支援機能の実装について
同日(2020年3月10日)より、学内の研究グループに対して、デジタル化した資料の翻刻を支援する機能を実装しました。
この機能では、画像を表示しながら翻刻文を入力・保存できるほか、授業での利用を想定し、教員アカウント(校閲者)と学生アカウント(翻刻者)に分けて権限を設定できる機能があります。
この機能を利用することで、研究グループのメンバーが共同で資料の翻刻作業を行ったり、授業において学生に資料解読の実習をさせることができるようになります。
認証コンテンツ・翻刻支援機能に関するお問い合わせ先
島根大学附属図書館コンテンツ担当
E-mail: cat【at】lib.shimane-u.ac.jp(【at】をアットマークに変えてください)