図書館からのお知らせ

出口顕先生より図書を寄贈していただきました

2018年5月31日

はじめて学ぶ文化人類学 : 人物・古典・名著からの誘い / 岸上伸啓著

(出口顕先生ほか執筆)

 

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 目次 

はじめに 

I 文化人類学の形成

【社会・文化進化論と文化概念】

エドワード・バーネット・タイラー (Edward Burnett Tylor)

 若きタイラーと人類学の誕生  文化を定義する  タイラーとフレイザー

 

【文化伝播論】

ヴィルヘルム・シュミット (Wilhelm Schmidt)

 今日のシュミット  シュミットの生涯  ドイツ語圏民族学の系譜  シュミットの原始一神教説  文化圏体系の展開と崩壊  日本への影響

  

【歴史的個別主義】

フランツ・ボアズ (Franz Boas)

 アメリカ人類学の祖  ドイツ, そしてアメリカ合衆国 文化概念の基礎理論  民族誌における共同作業  ハントがボアズに託した未来

 

【フランス民族学の形成】

マルセル・モース (Marcel Mauss)

 フランス社会学派とモース  研究者としての経歴  具体性の学としての民族学  全体性への志向性  全体的人間  全体性から〈開かれ〉ヘ

 

【機能主義】

ブロニスロウ・ K ・マリノフスキー (Bronislaw K. Malinowski)

 科学としての人類学─参与観察における徹底した経験主義の追求  機能主義人類学─人間の要求(needs)と心理  植民地統治と文化接触研究=実用的人類学

 

【機能主義】

アルフレッド・ R ・ラドクリフ=ブラウン (Alfred R. Radcliffe-Brown)

 構造機能主義の提唱者  生い立ちと経歴  ラドクリフ=ブラウンの構造機能主疑の特徴  タブーの社会的機能  冗談関係の社会的機能  その後の展開

 

【文化論】

ルース・フルトン・ベネディクト (Ruth Fulton Benedict)

 文化の真髄を求めて  文学から人類学へ  『文化の型』  『菊と刀』  文化相対主義  後代への影響

 

【文化とパーソナリティ】

マーガレット・ ミード (Margaret Mead)

 ジェンダー研究の先駆者  生い立ちと経歴  サモア調査とサモア少女の性行動  セピック川流域社会調査と男女の気質  異なる文化の男女比較研究  フリーマンによるミード批判

 

【総合人類学】

クライド・クラックホーン (Clyde Kluckhohn)

 最後の総合人類学者  生い立ちと経歴  ナバホ研究  応用人類学と政策

 

 コラム 岡正雄

 コラム 杉浦健一

 コラム 馬淵東一

 コラム 大林太良

II 文化人類学の展開

【新進化主義】

レスリー・ホワイト (Leslie White)

 レスリー・ホワイトの人類学と時代的背景  生い立ちと業績  ホワイトの新進化主義理論(一般進化主義理論)  文化学, あるいは文化の科学  人類学的考古学の誕生とホワイトの影響  ホワイトの理論と現在の人類学

 

【新進化主義】

ジュリアン・ H ・スチュワード (Julian H. Steward)

 文化生態学の提唱者  生い立ちと経歴  多系進化論と文化生態学  ショショニ文化の文化生態学的研究  初期農耕文明の発展に関する研究  問題点とその後の展開

 

 コラム 梅棹忠夫

 

【生態人類学】

ロイ・ A ・ラパポート (Roy A. Rappaport)

 文化生態学から生態人類学へ  生い立ちと経歴  バプアニューギニア高地マリンのカイコ儀礼に関する生態人類学研究  エネルギー研究の成果  ラパポートの研究の重要性とその後の展開

 

【生態人類学】

リチャード・リー (Richard Lee)

 現存する狩猟採集民の研究の先導者  人物と狩猟採集民研究  著作とサン研究の展開

 

 コラム 渡辺仁

 コラム 田中二郎

 

【認識人類学】

ハロルド・コリヤー・コンクリン (Harold Colyer Conklin)

 モノグラフとしての人類学の到達点  生い立ちと経歴  民俗分類─言語学の応用による方法概念の確立  色彩名称─カテゴリー化の個別性とプロセスへの着目  農耕の知識─時空間上に資源利用と土地管理の個別データを図示  優れた記述─敬意を払うこと, 厳格であること, 責任をもつこと  その後の展開─“人類学的探究のクライマックス”としての輝き

 

 コラム 福井勝義

 

【経済人類学と構造主義歴史人類学】

マーシャル・ D ・サーリンズ (Marshall D. Sahlins)

 理論派人類学者  生い立ちと経歴  博士論文とフィールドワーク  経済人類学と社会の動態  太平洋諸島と構造主義歴史人類学  論争と文化理論

 

【ボリティカル・エコノミー論】

エリック・ウルフ (Eric Wolf)

 資本主義・歴史・権力  世界を説明する  ポリティカル・エコノミー研究  『ヨーロッバと歴史なき人々』  文化と権力

 

【象徴人類学】

ヴィクター・ W ・ターナー (Victor W.Turner)

 動的象徴人類学の開拓者  生い立ちと経歴  儀礼の過程  コミュニタスと社会構造  巡礼とコミュニタス  社会劇と文化的バフォーマンス  ターナーの象徴論の今日的意義

 

【象徴人類学】

デイヴィッド・ M ・シュナイダー (David M. Schneider)

 移りゆく人類学  象徴人類学への転回  『アメリカの親族関係─文化的記述』  『親族研究批判』  その後の展開

 

 コラム 山口昌男

 

【解釈人類学】

クリフォード・ギアツ (Clifford Geertz)

 ギアツと解釈人類学  「遍歴」  書かれたこと, 言われたこと

 

【エスニシティ論】

フレドリック・バルト (Fredrik Barth)

 単線的理解  生い立ちと経歴  スワート社会の民族誌  構造機能主義批判  エスニシティ論  その後の展開

 

【ナショナリズム・国家論】

ベネディクト・アンダーソン (Benedict Anderson)

 変貌するナショナリズム  生い立ち, 知的遍歴  フィールドワーク, 脱線, 人類学的距離  『想像の共同体』へ  出版資本主義をめぐるナショナリズムの起源と流行  ナショナリズムからアナーキズムヘ

 

 コラム 綾部恒雄

 

【人文学的人類学】

E ・ E ・エヴァンズ=プリチャード (E. E. Evans-Pritchard)

 文化の翻訳者  生い立ちと経歴  『アザンデ人の世界』  『ヌアー族』  その後の展開

 

【構造論的社会人類学】

ロドニー・ニーダム (Rodney Needham)

 理論家のフィールドワーカー  生い立ちと経歴  「親族」研究  「一次的要因」と分類研究  社会人類学の王道

 

【象徴論】

エドマンド・ R ・リーチ (Edmund Ronald Leach)

 構造人類学者でないりーチ  生い立ちと経歴  『高地ビルマ』の独創性  グムサ, グムラオ, シャン  マユーダマ関係  歴史, 構造, 個人  その後の展開

 

【象徴論】

メアリー・ダグラス (Mary Douglas)

 センザンコウに魅せられる人類学者たち  生い立ちと経歴, 研究  理論上の特色

 

 コラム 中根千枝

 

【構造主義人類学】

クロード・レヴィ=ストロース (Claude Lévi-Strauss)

 構造という方法と思想  生い立ちと経歴  インセストタブーと緑組  トーテミズムと分類  神話の構造  その後の展開

 

【マルクス主義人類学】

モーリス・ゴドリエ (Maurice Godelier)

 経済史と人類学を渡しする  ビッグマンとグレートマン  想像されたものと生きられたもの

 

【実践理論】

ピエール・ブルデュー (Pierre Bourdieu)

 人類学者ブルデュー  学問界の「よそ者」  実践とハビトゥス  アルジェリアの結婚戦略  決定論という批判

 

【象徴論】

ダン・スペルベル (Dan Sperber)

 人類学から認知科学へ  主な研究活動  象徴表現への認知的アプローチ  理論人類学と表象の疫学  その後の展開

 

 コラム 川田順造

III 文化人類学への批判と新たな展開

【批判・自省的人類学 (ポストコロニアル人類学)】

ロジャー・キージング (Roger M. Keesing)

 精緻な調査と幅広いテーマ  人類学者一家に生まれて  非単系出自論の展開  伝統概念論とポストコロニアル人類学  言語, 宗教, 歴史ほか

 

【批判・自省的人類学 (ポストコロニアル人類学)】

ジェイムズ・クリフォード (James Clifford)

 領域を横断する  脱中心化する知識人  翻訳, 節合, パフォーマンス  別の場所へ向けて

 

【実践コミュニティ論】

ジーン・レイヴ (Jean Lave)

 学習とは  経歴  状況に埋め込まれた学習  展開と限界

 

【環境人類学】

ウィリアム・バリー (William Balée)

 環境人類学に歴史的視点を導入  フロリダからアマゾンヘ  森に刻まれた歴史  アマゾンの歴史生態学から人新世の人類学へ

 

【ジェンダー論】

ジュディス・バトラー (Judith Butler)

 セックス/ジェンダー化された主体を問う  生い立ちと経歴  『ジェンダー・トラブル』の衝撃  主体概念と攪乱  バトラーへの批判  理論的考察から政治的協働へ?

 

【医療人類学】

アーサー・クラインマン (Arthur Kleinman)

 医療人類学の推進者  生い立ちと経歴  象徴システムとしての医療  病いの語り  システムから物語へ  人生においてかけがえのないものは何か  その後の発展

 

【医療人類学】

マーガレット・ロック (Margaret Lock)

 北米医療人類学ムーブメント  生い立ちと経歴  マーガレット・ロックの医療人類学の特徴  『都市日本における東アジア医療』  西洋医師(西洋医)の多様性  ローカル・バイオロジーズ  『アルツハイマー病の謎』

 

【実践人類学 (公共人類学)】

ロバート・チェンバース (Robert Chambers)

 参加型調査法のパイオニア  植民地行政官から開発研究者へ  見逃される貧困  望ましい農村調査法  参加型開発と参与観察

 

【グローバリゼーション論】

アルジュン・アパドゥライ (Arjun Appadurai)

 アパドゥライとは?  グローバリゼーションと想像力  想像力の複数性  アパドゥライの使い方

 

【存在論的人類学】

マリリン・ストラザーン (Marilyn Strathern)

 特異な存在感  生い立ちと経歴  『贈与のジェンダー』  『部分的つながり』  多様な読解へ

 

【存在論的人類学】

アルフレッド・ジェル (Alfred Gell)

 図(ダイアグラム)とテクスト  芸術の人類学の方法  分配され拡張する人格, 作品の中の時間と心  『芸術と工ージェンシー』のその後

 

【存在論的人類学】

ティム・インゴールド (Tim Ingold)

 関係性の人類学の推進者  生い立ちと経歴  1970~90年代初頭─北極圏, トナカイ, 狩猟採集民族と放牧  1990年代─環境への認識力と現象学  2000年代以降  今後の展開

 

【存在論的人類学】

フィリップ・デスコラ (Philippe Descola)

 人間と自然の関わりを捉える  哲学から人類学へ  自然と文化を超えて  新しい自然の人類学に向けて

 

【存在論的人類学】

ブルーノ・ラトゥール (Bruno Latour)

 アクター・ネットワーク理論の主唱者  科学的実践の民族誌  近代化批判とコスモポリティクス

 

【存在論的人類学】

エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ (Eduardo Viveiros de Castro)

 ブラジルで人類学をすること  アマゾニアの社会, 自然と文化  アマゾニア先住民の思想と人類学

 

【存在論的人類学】

アネマリー・モル (Annemarie Mol)

 来歴  疾病の人類学と実践誌  身体の多重性とそれを実現する3つのメカニズム  <誰>から<何へ>, 選択からケアへ  その後の展開

 

人名・事項索引


貴重な資料をありがとうございました。

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